具とは、日本画にて、胡粉にて色を調節することを言う。
具墨とは、胡粉に墨を加えたことでこの色名を指している。
日本画では、墨は、字として使われるだけでなく、黒く塗るための絵の具としても用いますが、真っ黒に塗るだけでなく、濃淡をつけたり、ぼかしたりもできるものである。
白い「胡粉(ごふん)」という絵の具と混ぜることによって、「具墨(ぐずみ)」と呼ばれる灰色を作ることができる。
その日本画の技法を、製品加工に応用したのが、本染色である。
墨染を施した後、生地表面に糊を塗布することで、胡粉の色を定着しやすくし、その後に、胡粉染めを施すのである。
胡粉染めの後に、洗いを数回することで、色落ちを防ぎ、独特な具墨を得るのである。
製品染め見本
注意事項
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