弁柄染-bengarazome.

「ベンガラ」とは、土中の鉄が酸化した『酸化第二鉄』を主成分とする鉱石顔料です。インドのベンガル地方で良質のものが取られたことからベンガラの色名がつけられました。

着色力・隠蔽力が大きく、耐熱性・耐水性・耐光性・耐酸性・耐アルカリ性のいずれにも優れており、安価な上無毒で人体にも安全なため用途は多岐に渡っている。古くは弥生時代後期から古墳時代初頭にかけて濃尾平野を中心に生産された、赤彩を施した土器の彩色にも使われていたことが確認されている。

工業用としてセメントやプラスチック、ゴムの着色、塗料・インク・絵具等に用いられるほか、中部・近畿地方以西の伝統的民家建築の木材に塗られているものもある。

今回は、そんな歴史のあるベンガラを連続染色の技術であるパッドドライ法を応用することにより、染色しています。

まず、ベンガラ粉末を十分に分散させるように水系に溶解撹拌します。次に、その液に少しの粘性を付与し、染色します。液中で十二分に揉み込むことにより色を繊維内部まで行き渡らせます。そして、1昼夜、乾燥させることで色の定着を図ります。

色の定着後、再度、定着できなかった染料を洗い流し、完成です。ちなみに、ベンガラは耐候性は強く大きいですが、ドライクリーニングなどの有機溶剤には弱いので注意が必要です。

製品染め見本

弁柄(粉末)
弁柄(ローズ)
弁柄×お歯黒鉄


注意事項

すべての染色に使われている材料は独自に研究開発したものになります。

大量生産、大量消費を前提としたブランド様のお仕事は請け負っておりません。

また、年間加工数量に制限を設けております。お取引条件等は、お問い合わせ下さい。