豆汁、またの名を「ご」と呼ばれる。
大豆のタンパク質の利用で染色の定着剤として利用されてきた。
豆汁の使用はいつからであるか定かではないが、おそらく室町時代には用いられてきたものと思われている。
この使用によって、墨・胡粉などの顔料が染色に使用されてきたのである。
特に豆汁は型染めには欠かせないものであり、特に木綿地の場合は、豆汁を引くことによって、絹と同じように染色できる。
豆汁を作るには、大豆を水に浸し、冬期は一晩、夏は4時間ぐらい置くと、大豆は3倍ぐらいの大きさになる。
この膨らんだ大豆は、すぐ使用しないと泡が出るようになりタンパク質の分量が低下するので、使用する分量だけをその都度浸すようにする。
膨らんだ大豆をミキサーに入れ、水を加えて、すり潰す。すり潰した豆汁を木綿の袋にあけ、同じようにしてあと1回豆汁を作って袋にあける。木綿袋に入れた豆汁は静かに絞る必要がある。
製品染め見本
注意事項
すべての染色に使われている材料は独自に研究開発したものになります。
大量生産、大量消費を前提としたブランド様のお仕事は請け負っておりません。
年間加工数量に制限を設けております。お取引条件等は、お問い合わせ下さい。